みんなの哲学集 ~ 普遍論争

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普遍論争(ふへんろんそう)とは、スコラ学において「普遍は存在するか」という問いをめぐって争われた哲学上・神学上の重要な論争の一つ。普遍とは個物に対する普遍のことで、例えば八百屋のご主人山田太郎氏やお向かいのポチという個物(個々の事物)に対する「人間」や「イヌ」が普遍というわけである。つまり普遍論争とは、「人間」一般や「動物」一般があたかもイデアのように実在するのか、それとも名前の上だけでだけ存在するのか、という二つの立場による論争である。前者の立場が実在論(実念論)、後者の立場が唯名論と呼ばれる。実在論者には、アンセルムスやトマス・アクィナスが、唯名論者には、アベラールやオッカムがいる。